設立趣意書

 三遠南信地域の中で、地域のためのさまざまな活動を続ける住民団体、または地域に関心を持つ個人は、これまでそれぞれの地域での活動を展開しつつ、一方では団体間の交流や連携の必要性を感じ、その方法や機会を模索してきました。

 そのような中で、2005年に浜松市で開催された第13回三遠南信サミット2005 in遠州に「住民セッション」が設置されて以来、このセッションの場を利用しての交流や連携、議論の場を設ける努力を続けてまいりました。

 しかし、このままでは全く不十分であると同時に、議論を進める中から新たな課題も登場してきました。それらは以下のように整理することができます。

 

  1. 三遠南信という広域での交流・連携をさらに効果的に進めるために、相互間をつなぐための「機能」が必要となる。
  2. 交流・連携にとどまるのではなく、活発な議論の中から「新たな事業」を積極的に生み出してゆけるような「体制」をつくる必要がある。
  3. さまざまな成果をより明確に、かつ広く訴えてゆくことができる「力」を生み出してゆく必要がある。

 

 これらの課題を解決するためのものを「プラットフォーム」という言葉で表してもきましたが、その実質的な役割を果たしていくために、新たに東三河・遠州・南信州を機能的につなぎ合わせる新たな組織をつくり、積極的に運営を図っていかなくてはならないと考えます。

 よってここに、新しく「三遠南信住民ネットワーク協議会」を設立し、三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)と協力を図りながら、広く参加を呼びかけていくことを提案します。

 

2012年6月1日

三遠南信住民ネットワーク協議会設立発起人一同